✔ 一言感想&点数
"感情表現がダイレクトに伝わるミュージカルアニメ映画の傑作"
5段階評価:★★★★★
「アナと雪の女王」は2014年3月14日に日本公開された作品。
監督は「ターザン」のクリス・バック、「シュガー・ラッシュ」脚本のジェニファー・リー共同で務めた。
興行収入は約12.8憶ドル。
全てのアニメ映画の世界歴代興行収入ランキングで2位という圧倒的なヒット作品(2020年11月時点)。
※アナと雪の女王2公開前までは1位、ライオンキング2019年版は実写扱い
✔ あらすじ
アレンデール王国の女王エルサと王女アナの姉妹の物語。
生まれつき雪や氷を操る力を持っていたエルサは、ある日その力を制御できなくなり、王国すべてを凍らせ、冬に変えてしまう。
妹アナは王国と姉のエルサを救うため、山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、雪だるまのオラフと共に、姉のいる雪山へ向かう。
アナの思いはエルサのもとへ届くのか...?
Contents
「アナと雪の女王」の感想(ネタバレあり)

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「アナと雪の女王」の感想をネタバレありで書いていきます。
全体的な印象
全体的にシリアスな話でした。
しかし、オラフの存在がコメディ感を演出できていたなと思いました。
シリアスパート、コメディーパートに分かれているわけではなく、ちょいちょいオラフの「ナチュラルボケ」が挟まれていたのが印象的でしたね。
映画館で鑑賞したときは、見に来ていた子どもたちもよく笑っていました。愛らしさもあり、オラフはキャラクターとして魅力的だなと思います。
アナと雪の女王を語るうえで、オラフの存在は欠かせないです。
面白かった点
特に良かったのは以下の2点です。
- 氷の世界のアニメーション
- ミュージカル音楽
見どころはやはり「Let it go」の劇中シーンですね。
「Let it go」の音楽と共に、エルサがありのままに生きること、制限から解き放たれ自由に生きることを選ぶ。
そして、氷の城を作り上げていくシーンは圧巻。
エルサの感情の高ぶりと共に、それを具現化していく氷の城。
現実では見ることのできない、美しいアニメーションとを目で楽しみ、音楽を耳で楽しみ、作り上げていく様をワクワクしながら感じる。
いろいろな感覚で楽しめるシーンとなっていました。
✔ 物語を盛り上げるミュージカル音楽
音楽を使うことで、キャラクターたちの感情表現が豊かで、ダイレクトに伝わってくるものがありました。
また、その音楽自体も、やはりコンテンツとして人気があり、カラオケでもランキング入りしていましたね。
「Let it go」だけでなく、神田沙也加・松たか子の「生まれてはじめて」や男女デュエット曲「とびら開けて」など、友人がよく歌っていた記憶があります。
「アナと雪の女王」は様々な側面で楽しめる作品でしたね。
気になった点
まあ気になったというほどでもないですが、ハンス(悪役の王子)の裏切りが唐突過ぎたなという印象。
序盤の出会いから、城を任されて主として立派にふるまう様子はまさに「王子の鏡」ともいえる良いイメージでした。
しかし、アナを裏切る場面が何の前触れもなく、いきなりだったので、シンプルに「意外すぎる!そういう展開なの?」と思ってしまいました。
ただ、そこは驚いたものの、この物語の大きなテーマでもある「真実の愛」が「ハンスでもない、クリストフでもない、姉妹の愛だったんだ。」という構図がしっかり作られていたんだなと知りました。
そこは何年も練り上げて作られたディズニークオリティだなと、納得しました。
おすすめな人
王道のディズニーアニメ映画が好きな人ですね。
「アナと雪の女王」は「美女と野獣」のような、ディズニー映画の王道とも呼べる、ミュージカル要素が色濃い作品。
さらに、アナとエルサという正反対の性格の、2人の視点で楽しむこともできます。
ディズニーアニメの圧倒的ヒット作品なので、一度は見ておいて損はないです。
今回は以上です。
この映画レビューは僕の個人的主観に基づく感想です。
個人の好き嫌いもあるので、ご理解ください。