書評

「怒りを味方につける9つの習慣」の書評

悩んでいる人
「怒りを味方につける9つの習慣」の書評が知りたい。

 

こんなお悩みを解決します。

 

本記事の内容

  • 怒りの正体
  • アンガーマネジメントを学ぶとどうなるか?
  • 怒りを味方につける具体的テクニック

 

本書は、アンガーマネジメントのファシリテーターとして、全国で講演やセミナー活動を行う瀬戸口 仁氏が2016年に出版した書籍です。

 

アンガーマネジメントは2008年以降に日本に本格的に導入されました。

怒りを味方につけることによって、人間関係やビジネスシーンをより良いものにしていくテクニックです。

 

最近では、中田敦彦のYouTube大学でも、アンガーマネジメントが紹介され、注目されています。

 

 

「怒りを味方につける9つの習慣」の要約

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「怒りを味方につける9つの習慣」の要約を紹介していきます。

 

怒りの正体

つらい、苦しい、嫌だ、などの第一次感情が溜まり、それがあふれた時に出てしまうものが、怒りという第二次感情です。

 

「つらい...」+「苦しい...」+「嫌だ...」+「その他のマイナス感情」 ➡ 怒り

 

アンガーマネジメントは、それをあふれさせないようにするテクニックのことです。

 

怒りの特徴

 

怒りの最大の特徴は、「連鎖する」ということです。

 

例えば、会社で嫌なことがあった父親が母親にイライラをぶつけ、母親はそのイライラを子どもにぶつけ、子どもは自分より弱い子どもにいじめをするようになります。

 

この怒りの連鎖はどんどん続きます。

それを断ち切るために、アンガーマネジメントが必要になります。

 

アンガーマネジメントを学ぶとどうなるか?

 

怒りは非常に強いエネルギーです。

なので、怒りをコントロールすることで、そのエネルギーを大きなプラスの力に変えることもできます。

 

著者はこう語っています。

怒りを上手に活用すれば計り知れないくらい大きなメリットを得ることができます。

「怒りを味方につける9つの習慣」 瀬戸口 仁

本書では、2014年にノーベル物理学賞を受賞した、中村修二氏を例に紹介しています。

中村氏は、日本では学歴差別、アメリカでは人種差別を受けたという悔しさ、怒りをプラスの気持ちに変え、その偉業を達成しました。

 

アンガーマネジメントを学ぶことで、仕事の効率化、人間関係の円滑化など、様々なプラスの作用が得られるのです。

 

アンガーマネジメントの具体的テクニック

具体的テクニックを簡単に紹介していきます。

 

怒りを消す、鎮めるテクニック

●カウントバック

数を数える。100から3ずつ引いていくなど。怒りのピークである6秒をやり過ごす。

 

●呼吸リラクゼーション

大きく深呼吸する。怒っているときは呼吸が浅くなるので、冷静さを取り戻す。

 

●ストップシンキング

思考停止状態を作る。頭が空っぽのイメージをする。

 

●グラウンディング

身の回りにあるものに意識を集中して、観察する。例えば時計の秒針、携帯電話のキズなど。

 

●タイムアウト

別の場所へ移動する。怒りの感情を落ち着かせるための時間を稼ぐ。

 

怒りを味方につける、生かすテクニック

●アンガーログ

自分が何に対して怒りを感じるのか、書くことで見える化する。日時、相手、怒りの強度など。

 

●スケールテクニック

怒りの状態を数値化する。対処法を数値のレベルによって決めておく。

 

●ブレイクパターン

いつもと違うことを一つだけする。不測の事態に対処する能力を強化するテクニック。

 

●ソリューション・フォーカス・アプローチ

コントロールできるものにのみ注目する。過去や未来、人の心など、コントロールできないものは考えないようにする。

 

「怒りを味方につける9つの習慣」を読むべき人

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「怒りを味方につける9つの習慣」を読むべきなのは、以下のような人です。

 

  • 怒りっぽい人
  • ストレスを感じやすい人
  • 人間関係がうまくいっていない人

僕はわりと怒りっぽい性格だったので、本書を読みました。

 

テクニックの中で主に使用したのは、「アンガーログ」です。

3回くらい同じ怒り方をしているのに気付き、コントロールできるようになりました、

 

アンガーマネジメントのテクニック自体は、簡単なものなので、誰でも実践できますよ。

 

「怒りを味方につける9つの習慣」からの学び・気づき

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「怒りを味方につける9つの習慣」からの学び、気づきを紹介していきます。

 

怒り=悪 ではない

全ての怒りが悪いというわけではありません。

 

怒りには、「悪い怒り」と「良い怒り」があります。

悪い怒りの例 : 駅のホームで肩がぶつかっただけで、人を線路に突き落とすような行為

良い怒りの例 : 上記で挙げた中村修二氏のノーベル物理学賞受賞のエピソード(差別に対する負けない気持ち)

 

つまり、怒りの存在を否定するのではなく、「いかにプラスの力に変えていくか」が大事です。

 

この考え方は、同じくマイナスイメージの「ストレス」にも当てはまります。

メンタリストのDaiGo氏は、著書の中でこう語っています。

ストレスは使い方次第ではメンタルを強化するための強い味方になることがわかってきました。

『ストレスを操るメンタル強化術』 メンタリストDaiGo

 

怒りもストレスと同様に、使い方次第で大きなメリットを得られるということです。

 

アンガーマネジメントは他人のためにもなる

 

アンガーマネジメントは、自分にとって大きなメリットがあることを紹介しました。

しかし、アンガーマネジメントは家族や会社の人など、自分の周りの人にとってもプラスになります。

 

繰り返しになりますが、怒りの最大の特徴は「連鎖すること」です。

自分が怒りを周りに伝えなければ、怒りの連鎖は起こりません。

 

つまり、アンガーマネジメントを学ぶことは、自分だけでなく、他人のためにもなるのです。

 

トラブルを未然に防げる

 

トラブルを未然に防ぐには、相手の価値観、相手との違いを理解する必要があります。

相手の価値観が理解できれば、相手に対して自分は「怒る」という選択をしなくなります。

 

では、相手の価値観を理解するには、何をすればいいのか?

それは「アンガーログ」「ハッピーログ」「ストレスログ」などの記録をすることです。

 

本書では、アンガーログの他に、喜びの記録「ハッピーログ」やストレスの記録「ストレスログ」なども勧められています。

 

こういった記録を客観的に見える化する。

そうすれば、「自分はこういうときに喜ぶのか」「こういう時にストレスを感じるのか」など、自分と他人の価値観の違いを理解することができます。

 

そうすることで、相手とのトラブルも未然に防げるようになります。

 

「怒りを味方につける9つの習慣」はどれも難しいものはありません。

すぐに実践できるものばかりなので、怒りをコントロールしたいと思ったら、まずは一つ試してみましょう。

 

今回は以上です。

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