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『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』レビュー★★★★【ネタバレあり感想】

https://kimetsu.com/anime/

一言感想&点数

”迫力のある演出と深く感情移入できる物語”

 

5段階評価:★★★★

 

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は2020年10月16日に公開された作品。

原作は、同名の漫画「鬼滅の刃」の作者である吾峠呼世晴。

監督は「鬼滅の刃」アニメシリーズと同様ufotable所属の外崎春雄が務めた。

 

興行収入は12月13日までの59日間で300億円超え。

日本歴代興行収入トップの「千と千尋の神隠し」よりも5倍近く速い、史上最速の勢い。

日本映画史を塗り替えるほどの歴史的ヒットとなっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。

遅ればせながら、レビュー記事にしていこうと思います。

 

あらすじ

時は大正。竈門炭治郎は、自分の外出中に家族を鬼に襲われてしまう。

唯一生き残った妹の豆子は、鬼となってしまうが、人間の心を保っていた。

炭治郎は鬼を倒す鬼殺隊となり、妹を人間に戻すため、旅に出る。

そして、道中出会った鬼殺隊の同志、我妻善逸と嘴平伊之助とともに、新たな任務の地「無限列車」に到着する。

鬼殺隊最強の剣士の一人、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、無限列車に潜む鬼に立ち向かう。

 

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の感想(ネタバレあり)

タイトル

https://kimetsu.com/anime/

 

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の感想をネタバレありで書いていきます。

 

最初の印象

 

完全にアニメの続きでしたね。

なので、アニメシリーズを見ていない人には、少し入り込みづらい映画だったのかなと。

 

例えば、以下の内容。

  • 家族の死
  • 仲間たちとのつらい修行
  • 鬼殺隊の柱の強さ

こういったものを乗り越え、感じてきたからこその、この映画があるというのが大きな印象でした。

 

逆に、アニメシリーズを見ていた人からすると、映画だからこその盛り上がりが感じられる良作ではないでしょうか。

 

面白かった点

 

今作で特に面白かった点は以下の3つです。

  • 戦闘シーンのアニメーションの美しさ
  • 2段構えの構造
  • 深く感情移入できるストーリー

詳しく見ていきます。

 

戦闘シーンのアニメーションの美しさ

戦闘シーンには圧倒されましね。

アニメシリーズでは独特な世界観を演出していた「水の呼吸」。

浮世絵を立体的にイメージしたと言います。

 

映画の中では、炎柱の炎の演出が大迫力で圧倒的インパクト。

僕は普通、テレビアニメのバトルシーンをあまりじっくり見ないのですが、テレビで鬼滅の刃のアニメシリーズを見るよりも、全く印象が変わるものでした。

映画ならではの迫力と映像の美しさに感動しました。

 

2段構えの構造

無限列車編には隠されたラスボス、「猗窩座ーあかざー」の存在がありました。

 

序盤の、下弦の壱「魘夢ーえんむー」との戦いで、炭治郎たちの活躍により盛り上がりを見せる。

そして、その後に登場する猗窩座と、炎柱「煉獄杏寿郎」との激しい戦いが、クライマックスを最高に演出。

 

この2段構えの構造が、ラストに向かって大きく感情を高ぶらせた要因だったなと感じました。

もちろん、原作に沿ったストーリーであるため、猗窩座の存在は知っていました。

しかし、それを上回るほどの演出ー迫力のある技の応酬・ダイナミックな音楽・激しい演技ーなどが素晴らしいエンディングにしていったのです。

 

深く感情移入できるストーリー

キャラの心情を深く描くことで、非常に感情移入できる作品でした。

正直めちゃくちゃ泣けましたね。

 

深く感情移入できたのは、今までのアニメシリーズの積み重ねもありますが、個人的には以下の点が大きかったかなと。

  • 炭治郎たちの心の中に入り込むシーン
  • 煉獄さんの変化

炭治郎たちがどんな人間なのか、どんな心境で戦っているのか、その背景を感じながら見ることで、より共感できるはずです。

 

そして映画が進むにつれて、煉獄さんの人間味が増していく感じがありました。

登場時は、炭治郎と目も合わせず弁当を食べ、「うまいっ!」と連呼するだけ。

ただの変人でした。

しかし、煉獄さんの母に教えられた「弱きものを助けるのが強き者の使命」に沿い、強大な敵に対しても意志を貫く。

だから煉獄さんに対して抱くイメージが変化していったのです。

 

それこそが、キャラクターたちへの深い共感を生んでいた要因ではないかと思いましたね。

 

 

気になった点

上述しましたが、やはり「アニメシリーズの続き」である点ですね。

原作もアニメも見ていないと、映画の内容に没頭できないこともあります。

 

展開についていけず、内容を理解するだけで終わるのはもったいないです。

アニメシリーズを見てから映画を見るのがベストですね。

 

おすすめな人

 

週刊少年ジャンプに連載ということで、男性におすすめ。

というのは当然のこと。

しかし、鬼滅の刃は女性にこそおすすめしたいです。

 

大きな理由を挙げるとすれば、以下の2つ。

  • 炭治郎の家族への思い
  • 妹の禰豆子の活躍

今までのジャンプ漫画になかった主人公像である、炭治郎という存在。

ワンピースのように主人公が「海賊王におれはなる!」みたいに、野心を持つ男に対して、憧れる主人公像が主流でした。

 

しかし、炭治郎は全く違いました。

妹の禰豆子を人間に戻すため、ただそのためだけに戦う。

女性が男性に求める優しさのようなものを、体現しているんじゃないかと思いましたね。

 

そして禰豆子の活躍も、新しい少年漫画の価値観になっています。

ヒロインは、その役柄から、どうしても守られるだけの存在として扱われることが多いです。

 

しかし、禰豆子は時に炭治郎を助け、自分も戦力として平等に活躍することが、女性の共感を得ているんじゃないでしょうか。

 

ディズニー映画のプリンセスの活躍にも、そういった要素が含まれていますよね。

「アラジン」の「ジャスミン」

➡女性として、初の王となることを望む

「モアナと伝説の海」の「モアナ」

➡自分の心の声を信じ、旅へ出る

本作でも禰豆子の活躍が見られ、そういった面でも、女性に見てもらいたい作品になっています。

 

迫力のあるアニメーションと、深く感情移入できる物語が楽しめる『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。

泣けます。

 

今回は以上です。

 

この映画レビューは僕の個人的主観に基づく感想です。

個人の好き嫌いもあるので、ご理解ください。

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